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Z12キューブ プラグ交換 102,278㎞ [日産キューブ]

おはこんばんちは


ご苦労様です。秋の好天に恵まれていますが、いかがお過ごしでしょうか?

この状況を生かして、素人整備です。冬が来る前に終わらせたいことをやります。


今回はプラグ交換です。10万㎞がメーカー指定の交換距離なので重い腰を上げて作業をしました。先日、インテークマニフォールド(以下インマニ)を取り外さなくても分解可能な4番シリンダーのプラグを外して、確認しました。前のオーナーが交換済であることを期待して....結果、期待に反する結果でした。観念して部品代約8000円と強制労働の提供です。実は3,5年前に実家のZ12でプラグ交換作業を実施し、その教訓を生かしてできるだけ効率的な作業が目標です。これが失敗を誘発したのですが.....


今回のプラグはデンソー製を選びました。理由はNGKより少し安かったからです。ポンコツ車の費用は少しでも抑えるコンセプトなので。楽天市場で5656円(税送料込み)

Z12プラグ交換102200 (1).jpg

ガスケット三点は、大野ゴム製の三点セットです。モノタロウ2151円(10%引き日税込み、送料は別商品と同時注文で無料)

Z12プラグ交換102200 (3).jpgZ12プラグ交換102200 (2).jpg

気合を入れて作業開始です。まずはエアクリーナーボックスまでのダクト二点をはずします。前端のクリップ二個を外し、バッテリー前のゴムブッシュ部を上に引っ張りながら、二番目のダクトとの連結部を外します。割らないように注意注意。

二番目のダクトは、エアクリーナーボックス内の爪を押してはずし、上方へ引っ張るとはずれます。こちらも破損注意。怖いときは、ヒートガン等で温めて破損確率を下げる努力をしましょう。

Z12プラグ交換102200 (4).jpg

Z12プラグ交換102200 (5).jpg

次はスロットルボディを外します。エアクリーナーボックスとのダクトを外したあと、4本のボルトを緩めるだけで外れます。

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今回は最低限の作業を目指すため、スロットルボディ左側のセンサー部のチューブやコネクターを外しただけで上記の状態で車側に残しておきました。

次は下の写真のハーネス(蛇腹内)を前方に動かすために周辺のコネクターをできるだけ外しました。EGRバルブ、カムポジションセンサー、4番プラグ/インジェクター等です。これがチョンボを誘発しました。(後述)

Z12プラグ交換102200 (7).jpg

次はインマニ固定ボルトを外します。最初に、EGRチューブとの結合ボルト二本(インマニ上部後方)を外します。EGRチューブは剛性がないので最初に外します。その後シリンダヘッドカバー1番シリンダ側のボルト一本、前方のボルト5本を中央から外側へ外します。下の写真は4番シリンダ外側のボルトです。ハーネス移動させて、ユニバーサルジョイントが便利です。

Z12プラグ交換102200 (8).jpg

スロットルボディ裏のボルトも忘れずに。

Z12プラグ交換102200 (9).jpg

ブレーキブースターへのバキューム配管をはずせばインマニは取れる、はずですが、ここからが知恵の輪です。前述のハーネスをくぐらせるのが難課題です。前述のように、周辺のコネクターを外してハーネスを引っ張りやすくしたのですが、インマニは抜けません。(泣き)

結局、インマニ裏側のシリンダヘッドにハーネスを止めているブラケットを外してなんとか外せました。次の写真です。中央部の少し出ているボルト(抜き途中)です。

Z12プラグ交換102200 (10).jpg

外したインマニ、実家キューブと同じく、中身はカーボンコーティング状態です。

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EGRチューブ入り口。

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スロットルボディ下流。

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次は低圧電子配電コイルを外しました、ボルトを外して楽勝、のはずでしたが.....

Z12プラグ交換102200 (15).jpg

1,2番シリンダで、写真右側だけが抜けて左のブーツがヘッドカバーに残りました。ちょっと青くなって引っ張ると上記の左側の部品が一体の状態で抜けました。差し込んでも奥まで入らないのでブーツ(上の写真の左から二番目 )を引っ張って外すと、中からバネと鉄棒がでてきました。無事抜けたものと比較すると以下が正しい順番だと判明しました。

Z12プラグ交換102200 (16).jpg

これで復帰完了です。

次はインマニのガスケット交換です。

Z12プラグ交換102200 (17).jpg

長年の押し付け状態を反映して、一部が変形していました。ただしゴム自体は弾性があり、再使用可能かもしれません。ガスケット用溝は清掃して新品を組みました。で、今回は一部チャレンジを。この部分はガスケットを交換しましたが、スロットルボディ部と、EGRパイプ部は再使用しました。だめなら交換前提のトライアルです。この二か所は交換が簡単なので.....インマニ内部は、少しだけパーツクリーナーで清掃しましたが、あまりとれないので別途エンジンコンディショナー等の使用を考えます。

次はプラグです。

Z12プラグ交換102200 (18).jpg

左から一番の順番です。新品との比較、下の三本は一から三番です。

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やはり消耗してますね.....

プラグの箱の説明です。

Z12プラグ交換102200 (20).jpg

想像するに、手で最後まで締めて、その後1/4〜1/2締めて、最後に1/16締めろってことかと思ったのですが、デンソーのWebsiteを見ると手締め後は約1/3回せってあります。1/4+1/16だと大体1/3なのでこれで良しとしました。

スロットルボディ内側も清掃しました。

Z12プラグ交換102200 (21).jpg

インマニ、スロットルボディを再組付けし、配管、配線をつないで終了!と思ったら破損が発覚!(泣き)

Z12プラグ交換102200 (22).jpg

カムポジションセンサーのコネクターが破断していました。コネクターを外すときに壊したと思われます。とりあえずプラリペアもどきで応急修理をしました。

Z12プラグ交換102200 (23).jpg

プラリペアもどきのみでは、接着力が不足して折れたコネクター側の固定がうまくいかず、結局外周(板厚約2㎜)を少し彫り込んで0.55mmのステンレス線を落とし込んでプラリペアもどきで固めました。とりあえずついていますが、のちに調べると、このセンサーの樹脂はPPSかPBTあたりのようで難接着材料らしいです。むしろエポキシ接着剤のほうがつくようです。これをどうするか、検討します。結構熱がかかるところなのでインチキ修理だと長持ちしないかも。それにしてもこのセンサーの形状、けしからんですよね。くびれから折れやすい形状で何考えてんだって思います。普通は寸胴か、ドン付きかの形状ですからこのセンサーのメーカーの設計者、承認したエンジンの設計者のセンスがないということだと思います。

閑話休題。

なんとかセンサーを応急修理し、全ての部品をもとに戻して、エンジン始動!

快調に始動!したかと思いきや、吹かしてないとエンストします。なんでや!

空気吸ってんのか!と思って冷静に考えるブレーキの利きが悪いです。よく考えると、ブレーキブースターへの配管をつなぎ忘れていました。前側とスロットルボディ周りは熱心に確認したんですがここを忘れていました。接続して問題なく始動、やれやれです。

試運転の結果、やはり新品プラグはいいですね~って感想です。アクセルペダルの踏み込み量が低下、音も静かでアイドルバラつきも低下、ノッキング音も低下しました。やはりメンテナンスは重要ですね。その後急速TAS学習も実施しておきました。


総括です。

費用 デンソー イリジウムタフ スパークプラグ 5656円(4本) 楽天市場

   大野ゴム工業 インマニガスケットキット GL-2001 2151円(モノタロウ10引き日)

使用工具 ソケットレンチ、プラグ用14㎜ソケット(コーケン)、メガネレンチ、プライヤー、ドライバー、クリップ外し、アクリル樹脂および溶剤(プラリペアもどき) 等 すべて手持ち


時間 エアクリーナーへのダクト、スロットルボディ、インマニボルトはずし(約1時間)

   インマニの車両からのはずし₌ハーネス隙間確保(約30分)

   インマニ、スロットルボディ清掃(1時間)

   部品再組付 (約1時間)

   合計3.5時間

想定外課題対応時間 低圧電子配電コイルアッシー分離対応 約30分

          カムポジションセンサー応急修理 約2時間

          エンスト診断 約15


前回の実家キューブの作業記録です。



最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。






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Z12キューブ ヘッドライト再塗装(一液ウレタン塗料) [日産キューブ]

おはこんばんちは


秋らしい晴空が続いています。寒さもいったん去ったようで、快適になりました。皆さん秋を御満喫ください。


先日グリルを塗装したときに左ヘッドライトの塗膜が剥がれているのに気づきました。

Z12_urethane_paint_damage (1).jpgZ12_urethane_paint_damage (2).jpg

この塗膜は昨年9月に一液ウレタン塗装をしたもので、初めてということもあり、出来はいまいちでした。よって補修を兼ねて再塗装しました。


昨年の塗装+磨き直後です。塗装前より綺麗になったのですが、若干曇りがある感じです。

Z12キューブ_ヘッドライト補修 (4).jpg

再塗装といっても塗膜を一度剥がす必要があり、まずはサンドペーパーで研磨しました。前回は#600からでしたが今回は#320からです。残存塗膜を剥がすのは少し難儀でしたが、#320で1.5時間ほどかけて終了です。#240でもいいかもしれません(手持ちになかったです)。#320、#400、#600、#800、#1000、#1200、#2000で研磨しました。

#320終了後

Headlight_grinding_#320.jpg

#600終了後

Headlight_grinding_#600.jpg

#1000終了後

Headlight_grinding_#1000.jpg

#1200終了後

Headlight_grinding_#1200.jpg

#2000終了後

Headlight_grinding_#2000.jpg

#1200終了後から、水膜を張ったときの反射板の輝きが明確になってきました。

念のため#2000で追加研磨し水膜張り時の透明度が高くなったので塗装に移行しました。塗料は前回と同じく、東邦産業さんの一液ウレタンEXです。シンナーは前回の残りです。

東邦産業一液ウレタンクリヤー.jpg

マスキングを。

Masking.jpg

前回は0.3㎜ノズルのダブルアクションのエアブラシ使用でしたが、あまりにも時間がかかるので今回は口径の大きい、入門用のエアブラシ タミヤバジャー250を使いました。模型用には霧が大きくていまいちでしまい込んでいたのを引っ張りだしました。結果、こちらのほうが大面積を塗るのにより適しており、また粘度が高い状態で吹けるので塗膜も厚くなります。とはいえ、所詮模型用なので、10㎝ほど離した状態での塗料の広がりはΦ15㎜程度、キューブのヘッドライト片側を一回塗るためには20回以上横に動かす必要がありました。塗料の希釈は1.5倍程度が今日の気温(約20℃、晴)ではちょうどよかった感じです。

塗装一回目。

塗装一回目.jpg

塗装二回目

塗装二回目.jpg

塗装三回目

塗装三回目.jpg

塗装四回目

塗装四回目.jpg

塗装五回目+希釈三倍塗料塗装後。

塗装五回目.jpg

最後に薄く希釈して塗装していますが、これは模型業界ではよく知られた手法で、ラッカー塗料では表面の平滑度が上がります。この塗料での効果は?ですが、やってみました。少なくとも悪いことはなかったです。

完成です。

Z12Headligt_paint.jpg

前回は、塗装+磨きでも少し曇り感がありましたが、これは新車のようなキラキラ!感が得られました。#320から丁寧に研磨したのが効果があったようです。というわけで自画自賛!この後1-2週間後にコンパウンドで研磨予定です。このままでもよさそうですが.....


総括です。

費用 東邦産業 一液ウレタンクリヤーEX(40ml) 385円(ヨドバシ・ドット・コム)

   東邦産業 EX塗料共通薄め液 手持ち

   耐水ペーパー各種(#320〜#2000) 手持ち

   マスキングテープ、シート等 手持ち

道具 タミヤバジャー250エアブラシ 手持ち

   エアブラシ用コンプレッサー 手持ち

時間 #320での研磨 約2時間

   #400〜#2000研磨 約1時間

   マスキング 約40分

   塗装 約1時間

   マスキング剥がし 約10分

   合計 約5時間


本日の珍車です。

Fiat600.JPEG

FIAT600は500よりずっと珍しいですね。以前1/43のキット作りました。


最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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Z12キューブ リヤブレーキグリースアップ [日産キューブ]

おはこんばんちは


10月になっても依然日中は暑いです。整備には少し暑いですが、朝方にやってなんとか対応しています。でも蚊の攻撃は辛いです。虫よけ、殺虫剤散布、電子香取フル装備で対抗しています。が、フル装備しなでのちょっと作業時にやられています。こいつら〜

 

以前より気になっていた、キューブのリヤブレーキのグリースアップをしました。購入後2年3か月で初整備です。前所有者の整備時期は不明です。シューの厚さは十分ですが....

用意したのは以下の工具とグリースです。

Z12_Rr_Brake (0).jpg

スプリングフックとドラムブレーキ用グリースです。グリースは信頼の日産純正です。この手の物は自動車メーカー指定品が高性能で間違いないです。

車両の安全確保して後輪を外します。その前にパーキングブレーキを開放しておきます。

ドラムは固着してなくて手で外せました。写真を撮って各部品の組み付け状況を確認しておきます。

Z12_Rr_Brake (1).jpg

Z12_Rr_Brake (2).jpg

当然摩耗分はありますが、可動部分にグリースの塗布形跡がないです....時間が経ったためなのか、前回の整備時に塗ってないのか不明ですが....

左右2回やって、比較的簡単だと思った方法の紹介です。

まずはシューの固定バネを外します。丸いお皿をプライヤーで挟んで押しながら裏側からピンを90°回せば外れます。バネのぴよ〜んに注意!

Z12_Rr_Brake (3).jpg

次にシューの下側を横に引いて、外します。下の状態です。

Z12_Rr_Brake (4).jpg

この状態でスプリングを上記工具で外します。少し力が要りますが、このスプリングはさほど強くないです。

次にシューの上側をピストンの溝から外します。下にずらすだけです。

Z12_Rr_Brake (5).jpg

この状態で下側を開いて、上側をハブから抜きます。下の状態です。

Z12_Rr_Brake (6).jpg

この状態でパーキングブレーキケーブルの後端を外します。

Z12_Rr_Brake (7).jpg

ケーブルをドラムブレーキのバックプレートから外せばバネの反力がなくなるので簡単に外れます。この写真は上の写真の反対側です。同じ側の写真がなかったのですいません。

この状態からバネを2本はずせばバラバラです。バネは強いのでちょっと力が要りますが取付状態よりずっと楽です。

Z12_Rr_Brake (8).jpg

Z12_Rr_Brake (7).jpg
ケーブルをドラムブレーキのバックプレートから外せばバネの反力がなくなるので簡単に外れます。この写真は上の写真の反対側です。同じ側の写真がなかったのですいません。
この状態からバネを2本はずせばバラバラです。バネは強いのでちょっと力が要りますが取付状態よりずっと楽です。
Z12_Rr_Brake (8).jpg
部品をばらして洗浄し、全ての摺動部、当たり部にグルースを塗ります。なお、自動隙間調整用のロッドはネジ部にもグリースを塗っておきました。組む時は一番短くしておくのが整備書の指定です。バックプレートの当たり部やパーキングブレーキケーブルにもグリースを塗っておきます。
組付けは逆です。上記のシューサブアッシーの状態でパーキングブレーキケーブルを引っ掛けた後、上側に納めます。あらかじめピストンの溝を縦にしておき、シューを下側からずらしてはめ込みます。あらかじめピストンのブーツもめくって油漏れがないことを確認、さらに内側にはラバーグリースを塗っておきました。作業中にブーツにブレーキグリースが付いので念のため拭取っておきました。純正品なので攻撃性は問題ないと思いますが....
Z12_Rr_Brake (10).jpg
シュー下側にバネを引っ掛けます。少し強いので飛ばさないように注意します。専用工具はやはり使いやすいです。安いものでよいので準備をお勧めします。
ここまでできたら、各部品が適切な場所に収まっていることを確認した後、シューの中央部のピンを戻します。ばねをお皿で押さえながらピンを通し、90°回して固定します。
その後シュー摩擦面を洗浄し、ドラムを取付タイヤを付けて終了です。
その後、ブレーキを数十回踏んで、シューのクリアランス調整をします。その作業の過程で最初はパーキングブレーキの踏み代が大きいですが、クリアランス調整が終了すると踏み代が小さくなります。この作業は、ドラムをナットで仮止めしてやった方が確認がすぐできてよさそうです。自分は一度走ってから確認しました。
Z12_Rr_Brake (11).jpg
クリアラス調整機構が少し伸びており、正常にさどうしているようです。
効果は正直期待していませんでしたが、なんと引き摺りが体感できるくらい低減していました。やはりグリースの効果で各部品の動きがよくなったのだと推定します。
気をよくして、前輪のキャリパーのスライドピンもグリースアップしました。
Z12_Fr_Brake.jpg
1年ちょっと前にグリースアップしていますが、グリースは残っているものの、乾きかけている部分もありました。今回は左右各二本のスライドピンと穴の洗浄、グリースアップを実施しました。この日産ラバーグリース、新品時は赤ですが、時間がたつとクリーム色になるようです。
前輪のグリースアップも終了し、引き摺りはさらに改善しました。運転が楽になって苦労の甲斐がありました。自画自賛です。
総括です。
後輪ドラムブレーキ
 時間
  右側作業時間 約1.5時間
  左側作業時間  約45分
  付帯作業、準備撤収等 約30分
  合計 約 2時間45分
 費用
  日産純正ブレーキグリーススペシャル 575円税込み(日産カード値引き30円含む)
  日産純正ラバーグリース 手持ち
  ストレートスプリングフック 550円税込み(セール品)
前輪ディスクブレーキ
 時間
  キャリパ―スライドピン清掃グリースアップ 1.5時間(左右+準備撤収等)
 費用
  手持ち品のみ使用。
市内にあるオートリーゼンさんに珍しい車を見学にいきました。
Lada Niva
Lada_NIva (1).jpg
UAZ Hunter
UAZ_Hunter.jpg
UAZ 2206
UAZ_Van.jpg
からいらしい表情です。どれも新車で買えます、念のため。
Niva好きなんですが、300万は出せないな〜
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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【強制労働】Z12キューブ 補機ベルト交換 [日産キューブ]

おはこんばんちは


雨が上がりませんがいかがお過ごしでしょうか?局所的には大雨の可能性もありますので、引き続き御注意ください。


実家のキューブは12万㎞なのですが昨年当たりから雨降り時に長時間停車後、エンジン始動時にベルトが鳴くというのでベルト交換しました。ところが外したベルトはゴムの亀裂も明らかな摩耗もなくよい状態、整備記録をよくみると8万㎞時に交換していました。結論としては張りを調整すればよかったということらしいですが、まあ安心料なんでよいかと。

一方、自分のキューブは一年ほど前にゴムの亀裂を発見して、鳴き始めたら交換しようと思っていたのでまだ鳴いてないですが、はずしたベルトは自分のキューブにつけようとの魂胆です。

実家キューブから外したところです。ついていたのはPITWORKの純正品です。交換したのは三ツ星ベルトの補修部品、純正並みの高級品にしました。ヨドバシオンラインで3300円税込みです。

Z12_補機ベルト交換 (1).jpg

パッケージには3.5万kmで交換しよう!って記載が....今回は推奨並みで交換したことになります?

はずした製品、PITWORK部品です。

Z12_補機ベルト交換 (7).jpg

補機ベルトの交換作業は整備書とウェブ情報で勉強、プーリーのナットさえ回せれば難易度は低いとの判断で着手しました。このエンジンはオートテンショナーがないので、テンショナーのプーリーは、軸の固定ボルトナットと、軸の張り調整のための調整ボルトで構成されています。軸の固定ボルトを緩めて、軸の張り調整ボルトを緩めてベルトをはずせという順番です。整備書では右前タイヤを外し、フェンダープロテクターをはずして作業しろとの指定ですが、検討の結果、タイヤをスロープに載せ、アンダーカバーをはずせば作業はできると判断としました。なお作業説明のサンプルは自分の車です。走行距離101066㎞、ベルト交換時走行距離等は不明(すくなくとも2.1万km以上)

車両右側からみたレイアウトです。汚い絵ですいません、著作権保護を優先した結果です?

レイアウト.png

テンショナープーリーの軸を右側(車前方)に動かせば張力が抜けます。

アンダーカバーを外したところ。(写真上が車両前方) 張りの感じを確認しておきます。結構強いです。

Z12_補機ベルト交換 (2).jpg

次にテンショナープーリーのナットを緩めます。13㎜ソケットをスイベルハンドルにつけて回します。その前にシリンダーヘッドに止めてあるアース線を外して作業性を向上させておきます。

Z12_補機ベルト交換 (3).jpg

上側からスイベルラチェットハンドルで13㎜のナットを緩めます。Z12の整備書ははずせとかいてありますが、軸が動かせる程度でよいかもしれません。理由は後述します。

このナットはM10、34.8Nmのトルク指定なので固着がなければ上から回して外せます。固着していたら下からスピンナーハンドル等で回すとよいです。サイドメンバーまでの隙間が小さいので普通のラチェットハンドルでは厳しいかもしれません。メガネだと楽勝です。

Z12_補機ベルト交換 (4).jpg

この後、プーリー軸を動かすボルトを反時計回りに回してプーリーを車両前方に動かしていくとベルトの張力が抜けてきます。このボルトはオルタネーターの下にある13㎜ソケットのものです。目視できないので手探りです。スイベルハンドルでは角度が適当に調整できるので楽に回せますが普通のラチェットでは適切な長さのエクステンションやユニバーサルジョイントがないとL/O上難しいかも。

外した部品です。ベアリングのゴリ感もなく問題なさそう。右上が張力調整用のボルトです。これ左ネジなんですよ。構造理解して普通の右ネジと思って回すと反対に動くので要注意を。

Z12_補機ベルト交換 (5).jpg

この部位の問題がこのプレートの陥没らしいです。プーリーが傾く→ベルト鳴きが起こるらしいです。これは形状から判断すると対策品のようですが、それでも若干の陥没がありました。

Z12_補機ベルト交換 (6).jpg

片持ちの構造上張力を上げていくとガタがないとしても軸自体が弾性変形しますから軸の台座部分が傾いて結果的にこの板を陥没させるということだと思います。陥没は0にはならないでしょうから、プーリー軸の傾きがある値以下だとベルト鳴きOK!って判断でしょう。

はずしたベルトです。

Z12_補機ベルト交換 (8).jpg

上が外したもの、下がピットワーク品です。明らかに繋ぎ方が違います。ベルトにはメーカー名も品番らしきものもなかったので(消えていた感じも)どこの製品か不明です。

Z12_補機ベルト交換 (9).jpg

上が外したもの。下がピットワーク4万㎞中古品。ゴムの亀裂は多いですが、かけや大きな摩耗はありませんでした。それにしても純正品はやはり強いのか、4万㎞ではまったく亀裂なしでした。三ツ星ベルトさんごめんなさい。

取付は外しの逆です。ベルトを掛けるのが少しだけ面倒なだけです。テンショナーは再度組み付け、プーリーのナットはガタがないくらいまで締めた状態で、張力は一番緩んだ位置で仮組しておきます。

レイアウト.png

自分でやり易いと思ったのは、最初に上からオルタネータープーリーとテンショナープーリー、A/Cプーリーを最初にかけます。このときマスキングテープ等でオルタネータープール―とベルトを仮止めしておくと落ちにくくてよさそうです。その後車の下にもぐってクランクプーリーにも掛けます。その後上側からアイドラプーリーにベルトを掛けます。アイドラとテンショナのプーリーはフランジがないので最後にかけるのはどちらかがよいでしょうけど、L/O上はベルトの曲がりが少ないアイドラのほうが有利だと思います。

その後ベルトがフランジ内に完全に入っているか確認し、張力調整ボルトを時計回りに回していきます。このときプーリー軸のナットのガタがないことを確認しておきます。張力は、ベルトの下側で手感で調整、不足なら再度調整前提です。張力調整が終わったらプーリー軸のナットを締めます。これもトルクレンチは入らないので手感で。M10のナット34.8Nm指定なので手で締めて不足はないでしょう。むしろ締めすぎに注意。

最後にベルトの掛かりを再度確認、問題なければエンジンをかけて様子をみます。問題ないようです。しばらくの間は走行後に確認して問題がないことを確認しておきます。


最近の活動で見つけた写真です。おまけ的に。

静態保存の機関車です。

C50.jpgD60.jpg

三段峡と可部線廃線跡。

三段峡.jpg可部線廃線跡 (1).jpg可部線廃線跡 (2).jpg可部線廃線跡 (3).jpg

気動車は一時間1000円で借りれるそうです。(動きません)

三段峡で出会ったヲタク軍団。キ〇ヲ〇ブルー〜

チー牛軍団.jpg

本山石炭鉱山入口、海底で採掘していたそうです。山陽小野田市。

旧本山炭鉱口(山陽小野田市).jpg

讃岐弘法

讃岐弘法.jpg

資さんうどん

資さんうどん.jpg

titi藤井牧場

titi藤井牧場.jpg

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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【定期メンテナンス】Z12キューブ ブレーキフルード交換 [日産キューブ]

おはこんばんちは


10万㎞達成しました。うちに来てからは18000㎞ですが...

Z12_100000km.jpg

今日は梅雨の間の晴の日なので、少し前から準備していた、ブレーキフルードの交換を実施しました。2年前の7月に購入した時以来の交換です。約18000㎞走行しています。メーカーの推奨は2年おきですので、今回実施しました。


トライアルを繰り返した結果、掃除機を使った一人ブリーダーを一応完成しました。

全景です。構成部品は掃除機、チューブ(二本)、回収用のボトルです。

Z12_brakefluid_change (5).jpg

ボトルには二本のチューブを差し込み、一方はブレーキのニップルに、もう一方を掃除機で吸います。ボトルの中が負圧になり、ブレーキ液がボトル内に吸い込まれる理屈です。

Z12_brakefluid_change (3).jpg

チューブは穴に差し込んだだけなのでテープで目止めしています。気分程度の効果かな?

Z12_brakefluid_change (4).jpg

掃除機の負圧は大きいほど良いのですが、負荷が過大になると安全装置が働いてて負圧が下げられるのでテープで隙間を調整して、ほどよい圧にします。

性能は.....もう少し早く吸ってくれるといいですが、実用には耐えました。理由は後述です。

三回目の試作仕様で、わかったことは①ボトルは剛性が必要 ②負圧を吸う側のチューブはできるだけ太い方がよい。 ①の理由は、剛性がないと負圧でつぶれるからです。②の理由は、ボトルの負圧をより下げるためです。より強力な掃除機や、負圧発生装置を使うのが一番いいですが....


以下手順です。

今回のフルードは、モノタロウブランドの製品です。


Z12_brakefluid_change (1).jpg

1L缶で約600円だったはず(10%引きの日に購入)。全交換なので二本買ったのですが、一本でよかったです。

まずはリザーバータンクからできるだけフルードを抜きます。

Z12_brakefluid_change (2).jpg

とおもったら、チューブが深くまで入らない構造のようで、少ししか抜けませんでした。(泣き) 仕方がないので、ブレーキ側から抜きました。

順番は、整備書の手順に従って、①左後輪 ②右前輪 ③右後輪 ④左前輪 でやりました。

最初の車輪はリザーバーのフルードを抜かないといけないので約1.5時間かかりました。機器のセットアップや条件だし、車輪の脱着も含んでいます。

写真は前輪です。結構勢いよくフルードと泡がでてきます。泡はネジ部から吸っているのでニップルを押し付けたら泡は少なくなります。泡は配管内からでているのではありません。

Z12_brakefluid_change (8).jpg

こんな感じ。結構色がついてます。

Z12_brakefluid_change (6).jpg

新しいフルードが出てきたので終了です。

Z12_brakefluid_change (7).jpg

二輪目以降は配管内だけの抜き取りでよいので一輪当たり20分程度で終わりました。(タイヤ脱着含む) なお、フルードをまき散らす失態はありませんでしたが、作業部位周辺を念のため拭取り、散水をしておきました。


ホイールナットのトルクチェックを再度実施したあと、敷地内でブレーキの作動を確認したあと、自宅前の公道で試運転、問題ないことを確認しました。その後買い物に行き、異常がないことを追確認しました。帰宅後、念のため前輪のエアの状態を再確認しました。

Z12_brakefluid_change (11).jpg

前輪を転陀し、チューブをつなぎます。車内でブレーキを踏んで、適当な棒でブレーキペダルをツッパリ、その状態でニップルを緩めフルードを抜きます。左右前輪で実施し、問題なし。

抜いたフルードです。

Z12_brakefluid_change (9).jpg

約0.5Lです。一本で十分でしたね.....

簡単な実験を。元のフルード(おそらく純正品)とモノタロウフルードを混ぜて変なものができないか、試しました。

Z12_brakefluid_change (10).jpg

元液:新液=1:3程度で混ぜました。混合後9時間後でも変なものはできていないようです。しばらく放置しておきます。


総括です。

掃除機を使ったワンマンブリーダーは作動が安定するまで少し苦戦しましたが、一度抜き始めると手がかかず、色とリザーバーの液量を確認しておけばよいので、なかなか良い物でした。もう少し抜きの性能が上がるとより使いやすそうです。


作業時間

機器設定および条件だし 約45分

左後輪フルード抜き 約45分

その他三輪フルード抜き 約60分


費用

ブレーキフルード 1L缶 モノタロウ 約600円

後輪用チューブ(内径Φ6㎜燃料用) 約100円

前輪用チューブ(内径Φ4㎜) 手持ち

負圧抜き用チューブ(内径Φ12) 手持ち

その他メガネレンチ、車輪交換用工具一式他


最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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ホイールナットトルク低下確認 Z12キューブ [日産キューブ]

おはこんばんには


御無沙汰しております。早い梅雨入りですが、いかがお過ごしでしょうか?

連休を挟んで雑用に追われておりましたが、一段落しましたので、以前からやりたかった家関係の雑事や車の整備等をぼちぼちやっております。梅雨の合間を見ての活動ですので、どこまでできるかですが.....


今日は朝から土方的仕事で疲労困憊、夕方日差しも低下してきたので以前紹介した、自作ブレーキ液ブリーダーの改良版のテストをしました。結論は準備不足でテスト以前の問題だったのですが....


気を取り直して道具を出したついでに、以前から気になっていた、ホイールナットは締めた後締めましした方がよいという話がありますが、実態としてどのくらいのトルク低下が起こるのか?という疑問がありました。今回増し締め法でトルクの低下がないか、確認しました。増し締め法とは、ボルトナットがどのくらいのトルクで締まっているか確認するために、小さなトルクからかけていって、回ったところがそのトルクという方法です。今回は80Nmから5Nm毎に増加させました。自分の安物のトルクレンチで精密な精度の話をすると全てが破たんするので、あくまでも相対的な雰囲気がわかるかどうか?という話であると御理解ください。

Straightインパクトレンチ400Nm (2).jpg

左後輪はブレーキ液ブリーダーの件で取り外したのでエントリー外です。ホイールナットは、前回110Nm(整備書指定108Nm)で締めた後約100㎞走行しています。結果は、

右前輪 ①105Nmで回った②110Nmで回った③④110Nmまで回らず。

左前輪 ①110Nmで回った②③④110Nmまで回らず

右後輪 ①105Nmで回った ②③④110Nmまで回らず

一番低いトルクは100〜105Nmの間という結果になりました。若干緩むナットがあるのか、それもと最初から110Nm掛けたつもりでもかかってないのか不明ですが、緩みは10%以下、しかもすべてのナットではないので、心配はないでしょう。第一、増し締めしないでホイール外れたことないですし.....

なお、写真のインパクトレンチですが、締め方向で1-2回打撃が入るときのトルクを同様に測ったら30Nm(トルクレンチの加減)未満でした。打撃が入ったら止めれば締めすぎには余裕がありますね。

参考になれば幸いです。


改良型のブレーキ液ブリーダーです。

ブレーキ液ブリーダー改良型.jpg

試作品①はペットボトルだったのですが・ボトルが負圧で凹む・安定性が悪い という問題があったので蜂蜜瓶を転用しました。が、チューブが細くてニップルに差し込めませんでした...前から確認しようと思ってやってなかったのが敗因です。チューブを買ってきます。


余っていたモルタルで駐車場の段差スロープの試作にトライ。現在実用上問題があるわけではないですが、少しでも段差が減った方がいいだろうし、市販品は高いので。

自作段差スロープ.jpg

段ボールにガムテープを貼って剥がしやすさを狙いました。隅部は隙間ができるようにして、水が流れるようにしたつもりです。よければ量産?します。なお、この場所は厳密には公道なので固定は違法だそうです。動かせるものもグレーゾーンらしいですが、当局は黙認してるようです。(工務店さんの話より)

物入の制作も開始しました。

物入作成中 (1).jpg物入作成中 (2).jpg

わがRabbit houseの塀際の有効活用です。この後表面の板はり、塀への固定、ドアの作成が必要です。うまくできるかな?


連休前に木之本ドライブで買った、つるやパンさんのサラダパン。

つるやパン_木之本町 (1).jpg

つるやパン_木之本町 (2).jpg

たくあんが入っているパンとして有名らしいです。食べた感じはたくあんは存在感が小さくて、シャリシャリする食感を出すために入れている印象でした。近くに行かれたときはぜひトライを。

先週末にまた近所にいったので、今度は別のパンを。

つるやパン_木之本町 (3).jpgつるやパン_木之本町 (4).jpg

ありがちな商品ですが、自分はこっちのほうが好きだなあ。


最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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【故障原因】Z12キューブバックドアアクチュエーター故障原因解析 [日産キューブ]

おはこんばんちは


ご苦労様です。桜の季節は暖かくて短期間で終わりましたが、その後寒いです。今日も雨で最高気温は14℃位、Must用事で外出した以外は屋内でごそごそしておりました。


さてバックドアのストライキは無事解消したキューちゃんですが、原因の解析のために取り外したアクチュエーターアッシーを分解しました。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (3).jpg

分解するには溶着四か所(赤丸)、爪三か所(黄色丸)、シャフト(二枚目赤丸)をはずす必要があります。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (1).jpg

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (2).jpg

溶着は樹脂のワッシャーが取れるまでけずれば取れます。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (4).jpg

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (5).jpg

爪は普通に起こしてとればよいです。が、左側を壊してしまいました。御愛嬌。

シャフトは、写真の側からラジオペンチで引き抜きました。反対側の穴から細い棒でたたいてもはずせると思います。

蓋側です。モーターがついています。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (6).jpg

破片を発見。これがどっかにはまってリンクの作動を妨げたのが原因です。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (7).jpg

これはどこから来たのか....

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (8).jpg

黒い扇はギヤですが、これの一部です。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (9).jpg

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (10).jpg

破断面です。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (11).jpg

赤丸位置がテカテカなので、最初に亀裂が入ったのはここではないかと。つまり、ここは剥がれた状態でこすられt続けたのではないかと。で、最後に破断したのがその左側の部分。

この力の原因は...

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (12).jpg

オレンジ〇の部分が下側の部位と一体でこれがストッパーのようです。二枚上の写真の赤丸の下側にあたっていたと思うので赤丸部分に曲げ応力が発生して破断したのではないかと推定します。といっても、樹脂の破断面は見方がむずかしいようで、素人の観察ですので信用したいでください。

ドアの開閉メカニズムを確認しました。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (14).jpg

オレンジ丸のレバーが反時計まわりに回ればドアが開きます。

ドアロック解放スイッチを押すとモーターが回って下写真の黒樹脂部品がレバー横に動きます。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (15).jpg

この状態でドアハンドルを引くと、下側の大きいレバーがト時計廻りに回転して黒樹脂部品がオレンジ丸レバーを反時計まわりに回してドアが開きます。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (16).jpg

黒樹脂が動いていない状態(下図)でドアハンドルを引いても、写真下の大きいレバーが時計回りに回りますが、オレンジ丸のレバーは動きません。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (17).jpg

このアッシーをどうするかですが、結論として、このまま組んでスペアとして保管します。その理由は①破断部分はどのアッシーでも遅かれ早かれもげると思われる。接着等で付けれてもすぐに破断しそうだし、ネジ留めする場所もなさそう。②脱落部位が挟まらなければ機能は生きていると思われる。自分の車も一回あかなくなって復帰、再度あかなくなったのは、脱落部品が挟まったり外れたりした結果と推定する。③ストッパーはなくなるが最終的に当たるとおもわれる上記の黒樹脂部分に明確な摩耗等はないし、全体が適当にたわんで当分持ちそう。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (18).jpg

ギヤは明確な破損や摩耗はありません。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (19).jpg

黒樹脂も大丈夫そうです。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (20).jpg

モーターのウォームギヤも大丈夫そうです。

Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (21).jpg

別途再組付けしますのでできたら報告します。


最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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【修理完了】Z12キューブ バックドアアクチュエーター交換 [日産キューブ]

おはこんばんちは


バックドアのストライキですが、効率のよい交換方法を求めてWebを徘徊したところ、綺麗なおねえさんがわかりやすく説明している動画を発見しました。アメリカ仕様なので左右が逆ですが、勝手違いの設計だと思われるので参考になると思います。


他のヤンキー(本物)のおじさん?達はアクチュエーターのケースを豪快に破壊して、内部のレバーを動かせといっているのですが、少しわかりにくいです。このおねえさんの動画が一番わかりやすかったです。何年も開いていないと言っています.....


交換用の中古アッシーをネットオークションでゲットしました。送料込みで3000円ほど。11万㎞ほど走っているので自分の車より少し長いです。が、一番条件がよい部品だったのでとりあえずこれを。まずは確認です。

Z12キューブバックドアクチュエーター (1).jpg

コネクターは爪を持ち上げて外すタイプです。

Z12キューブバックドアクチュエーター (2).jpg

緊急用レバー。水平位置から下に下がるのが正規のようですので、自車のやつは中身が死んでますね。

Z12キューブバックドアクチュエーター (3).jpg

いよいよ車両のアッシーを壊します。前回のように、内張をはずし、防水シートのブチルゴムを切断します。ブチルゴミに触れないようにビニールブル袋を貼ってマスキングテープでバックドアに止めておきました。

アース線が邪魔なので外しておきます。

Z12バックドアアクチュエーター交換 (1).jpg

ケースにドリルで穴を開けていきます。使ったのはホビー用ルーターに3㎜のドリルです。

Z12バックドアアクチュエーター交換 (2).jpg

Z12バックドアアクチュエーター交換 (3).jpgZ12バックドアアクチュエーター交換 (4).jpg

ここでおねえさんのようにドアを開きます。

Z12バックドアアクチュエーター交換 (5).jpg

黒い樹脂の部品と、その奥にプレスのレバーが見えます。この樹脂部品を車載で上(写真左方向)に移動させたまま、プレスのレバーを車両前方(写真の上方向)に動かすとドアが開きます。写真は、ドライバーをレバーの穴部に突っ込んだところでこの状態で樹脂部品は上に移動しているのでこのままドライバーでレバーを動かせばドアがあきます。感動の一瞬です。


次はドアハンドルからケーブルを外します。そのためには、ドアハンドル裏のアッシーを外します。

トルクス(T30)を緩めるとドア外側の左側のカバーが外れます。

Z12バックドアアクチュエーター交換 (6).jpg

左側のカバーは勝手にとれます。穴の縁についているガスケットを外します。(下写真はすでにはずれています)ガスケットは軟質樹脂で壊さないように注意します。ドアハンドル奥の部品は下の写真の穴の上下に各一か所ある切り欠きに止まっているので車両左方向にスライドさせると取れます。

Z12バックドアアクチュエーター交換 (8).jpg

右側を引き出したところ。

Z12バックドアアクチュエーター交換 (7).jpg

ケーブルを外します。

Z12バックドアアクチュエーター交換 (10).jpg

写真下側のアウターケーブルの首根っこを外して、そのあと先端の玉をはずします。


つぎにドア側面のT30トルクスを3本緩めてバックドアアクチュエーターをはずし、コネクター(爪を起こしてから抜くタイプ)を抜いて、アッシーをドアから取り出します。これで取外しは終了です。


交換は基本逆の順番なのですが、ケーブルをはめるときに、ドアハンドル裏のアッシーに行っているコネクター二つを外してから作業しようとしましたが、コネクターが硬くてはずれず、ヒートガンで熱してもだめ、30分ほど苦闘した挙句にコネクターはずしは諦めました。

結果的に以下順番でやると比較的簡単にできそうです。

①バックドアアクチュエーターをドアに仮組する(トルクスネジ一本を仮止め)

②ケーブルを大体の場所に配策する。

③ドアハンドル裏のアッシーにケーブルの先端と、アウターチューブの先を引っ掛ける。この時ドアハンドルの穴を通してみながら作業する。

④ドアハンドル裏のアッシーをドア開口部の切り欠きに固定する。

その後はドアハンドルのガスケットを付けて、ドアハンドル付けます。以下の位置までいれて、右にスライドさせるとはまります。

Z12バックドアアクチュエーター交換 (12).jpg

左側の蓋は裏のトルクスネジで固定します。その後、バックドアアクチュエーターへのコネクターを接続し、トルクスネジを三本締めて終了です。


難易度が高く見えた作業ですが、やり方がわかってしまえば難易度は中程度です。


総括です。

交換時走行距離 99080㎞

費用

バックドアアクチュエーターアッシー(中古品、約3000円)

T30トルクスネジ用3/8ソケット(ストレート、300円)

時間

診断、取外し方法検討(一時間×2回)

内装取外し、防水シート剥がし等 15分

バックドアアクチュエーター穴あけ 30分

ドアハンドル関連部品取り外し 10分

清掃(切粉等) 10分

バックドアアクチュエーターケーブル接続 30分(試行錯誤多し)

ドアハンドル関連部品取付 10分

バックドアアクチュエーター最終締結 10分

開閉テスト 5分

防水シート、内装トリム復帰 15分

 

合計 診断 2時間 交換作業 2時間15分 ほかに工具等準備、撤収合計約30分


取り外したアッシーは、今後分解して故障原因を探ってみます。


最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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【次の故障】Z12キューブ バックドアロック 解除しない [日産キューブ]

おはこんばんちは


今日は今年最後の桜見物の予定でしたが、家庭の事情で中止に。なので車の修理の診断をしました。故障はバックドアのロックが解除しないことで、バックドアの機能損失の状態です。最近の一連の物が壊れる現象の最新版です。実はこの症状は数か月前にもでましたが、確認しようと思っている間に勝手に治癒しました。ポンコツ車なので節約コースの修理をめざし、まずは診断しました。


Webで調べると、故障は典型的なものらしいです。パターンとしては①ロック機構駆動用のモーターが死亡②ロック機構の樹脂部品が死亡 あたりのようです。前者だとパチモンモーターとの入れ替えで修理できるようなので期待です。


まずはアクチュエーターを取りはずすのがよさそうです。

ドアが開かないので内部から内張を外します。念のためヒートガンで少し温めてから引っ張って外しました。幸い、強情なクリップはなく、無事は外れました。この瞬間が一番緊張します。

Z12_キューブ_バックドアアクチュエーター修理 (1).jpg

Z12_キューブ_バックドアアクチュエーター修理 (2).jpg

ここまでくれば後は楽勝、防水シートを一部めくって、緊急用のレバーを押せばドアが開くはず......

Z12_キューブ_バックドアアクチュエーター修理 (3).jpg

これはアウターハンドルの裏側の部品です。

Z12_キューブ_バックドアアクチュエーター修理 (4).jpg

下の写真の真ん中上の円筒形のレバーの突起を下方向に下げればロックが解除できるそうですが、水平位置から下へ動きません。

Z12_キューブ_バックドアアクチュエーター修理 (5).jpg

リモコンキーをオンオフさせると、動きそうな振動が伝わってきますが動きません。再度Webを調べると、内部の破損でレバーが動かないケースはよくあるみたいです。つまり、レバーが緊急用のバックアップになってないってことです。設計したやつ出てこい!って言いたいです。(設計者推定言い訳「このノブは電気的な不具合でロック解除ができない場合の解除機構で機械的な破損は夢にも考えませんでした。」)

さらにWebを調べるとアメリカのヨウツベに一年以上開かなかったキューブ(左ハンドル)ドアを開けたって動画上げてる人がいて、写真の状態でドライバーで樹脂のケースをどついて中のレバーをドライバーで動かしてロックを解除したってのを発見。他にも同様の動画も発見、これをやるしかなさそうです。おそらくお店もこうやって外すのだと思います。

ドリルで穴開ければ簡単では?と思いシミュレーションしました・

Z12_キューブ_バックドアアクチュエーター修理 (6).jpg

上のアース線をはずせば、それほど難しくなさそうです。いくつか穴開けて樹脂をめくってプライヤー等で剥がせばなんとかなりそうな感じです。

ここまでで今日の診断は終了です。まずは部品の調達からです。中古品でまずは様子身かなあ?


ストレートさんの決算セールに釣られて購入してしまいました。

Straightインパクトレンチ400Nm (1).jpg

セールで税込み20070円、結構なお値段ですが、400Nmという高トルクで、レビューの評判も悪くないのでこれに決定しました。あやしい志那ブランドはもっと安いけどトルクが詐称とか、すぐ壊れるとか。マンガの球団的な名前の同業他社のも評判が悪そうだし。

購入の言い訳としては、①ビットも付けられる(手持ちのBlack&Deckerの電動ドライバーのバッテリーが弱ってきているので交代品としても期待 ②固着したボルト当が緩められるため、作業の幅が広がり結果的に費用の節約となる。③タイヤ交換時の作業が楽になる。などなどですが、結局はほしかったからってのが本音です。


とはいえ、実力で400Nmは期待していませんが、最低でも150Nm位で締めたネジ(足回り等)は緩んでほしいものです。早速テストしました。

Straightインパクトレンチ400Nm (2).jpg

110Nmで締めたホイールナット、あっさりと緩みました。このナットは110Nmで締めたあと、約150㎞で110Nmで増し締め(若干しまった)、その後約1000㎞走行しています。

回転速度も調整できるので仮締めも簡単にできました。最後のトルクレンチだけ手締めなので結構楽にできそうです。手放せなくなりそう。


以下Black&Deckerとの比較です。

Straightインパクトレンチ400Nm (3).jpg

長さが短いです。

Straightインパクトレンチ400Nm (4).jpg

これがポイントです。

Straightインパクトレンチ400Nm (5).jpg

いろいろ使えそうです。


今日見かけた珍しい車。

Ferrari458.jpg

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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【朗報】Z12 キューちゃん板金 #2(一応完成) [日産キューブ]

おはこんばんちは


時間が経ってしまいましたが、素人板金の続報です。

前回凹んだ鉄板の引出しを実施しましたが、その後のパテ塗り成型と、塗装の顛末です。

まずはパテ塗りと成型です。

使用した材料は以下です。

ソフト99 厚塗りパテ

ホルツ 薄付けパテ

ソフト99 プラサフ

ソフト99 タッチペン AY4

ホルツ タッチペン AY4(結果使用せず)

ガイヤノーツ クリヤー(模型用)

セリア ワイドスクレーパー

エアブラシ、コンプレッサー

サンドペーパー #240、#320、#600、#1000


まずは厚付けパテ塗りと、成型です。ソフト99の厚付けパテをヘラで塗り→成型を三回繰り返しました。塗る前にラッカーシンナーで清掃、ミッチャクロンを吹いたのちにパテを塗りました。ミッチャクロンは毎回塗布しました。

Z12_サイドシル修理_DIY (1).jpg

Z12_サイドシル修理_DIY (2).jpg

最初はサンダーでラフ成型、その後#240、#320の耐水ペーパーで成型しました。定規を当てて形状を整えていきました。

Z12_サイドシル修理_DIY (3).jpg

厚付けパテだけでできないかと画策しましたが、やはり小さな気泡を全部つぶすのはむずかしそうです。基本形状がほぼできたところで、ホルツの薄塗りパテで成型しました。これも清掃ミッチャクロンも含め三回繰り返し。

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Z12_サイドシル修理_DIY (5).jpg

Z12_サイドシル修理_DIY (6).jpg

切削性はよいので#600できれいに削れました。

次はプラサフです。結構真面目にマスキングしました。

Z12_サイドシル修理_DIY (7).jpg

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4回塗装し、#1000で成型、塗装に備えてマスキングしました。テープの縁は折り返して、塗装の縁がぼけるようにしました。ソフト99AY4のタッチペンをエアブラシで塗装、5回塗ってまあよいかのレベルに。続いてガイヤノーツのEXクリヤーを5回塗装しました。模型用の塗料ですが、一年ほど前にホイールの塗装補修に塗って、いまのところ明確な異常がないのでこちらにもトライしました。

Z12_サイドシル修理_DIY (9).jpg

完成です!

Z12_サイドシル修理_DIY (10).jpg

Z12_サイドシル修理_DIY (11).jpg

正直、近くで見ると濃淡があるようなないような、また下の方は微小な凸凹がやはりできてます。最も、下側の平坦部が少し上に押されているのは目をつぶっているので完璧とはいえません。がもともとよく見えない部分ですし、色差もないと思えばない程度、1mも離れてみれば新車の輝きです!後でコンパウンドで磨いておきましょう。以下悲報発生時の状態です。

Z12_サイドシル_悲報.jpg

以下ははんだ板金終了後です。

Z12_板金 (8).jpgZ12_板金 (9).jpg


ついでに、左リヤドア直後の、水垂れによるクリヤーの劣化部もちょっと塗装しました。

Z12_左クォーター窓塗装.jpg

ここはZ12の弱点のようです。クリヤー層が取れて?いるのか若干へこんでいますが、今回はそのまま塗装しました。それだけでも見た目は改善しました。別途真面目に補修を考えます。


パテ成型+塗装の総括です。費用と時間は以下の通りです。

費用

ソフト99 厚付けパテ400g 1590円

ホルツ 薄付けパテ 580円

ホルツ タッチペンAY4 644円(手持ちのソフト99品で量が足りたので使用せず)

セリア ワイドスクレーパー 110円

以下手持ちです。

ソフト99 プラサフ
ソフト99 タッチペン AY4
ガイヤノーツ クリヤー(模型用)
エアブラシ、コンプレッサー
サンドペーパー #240、#320、#600、#1000
掛かった時間です。
厚付けパテ 塗布および成型(三回分) 約1.5時間
煤付けパテ 塗布および成型(三回分) 約1.5時間
プラサフ塗装および研磨 約1時間
塗装(色およびクリヤー) 約1.5時間
はんだ板金費用
スライドハンマー 1775円
白光はんだこて 80W  989円
棒はんだ 100g 503円

総額約6000円で修理が完了しました。
はんだ板金も経験でき、面白かったですが、正直結構大変でした。お金で解決できる人にはお勧めしません。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。


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