Z12キューブ ヘッドライト再塗装(一液ウレタン塗料) [日産キューブ]
おはこんばんちは
秋らしい晴空が続いています。寒さもいったん去ったようで、快適になりました。皆さん秋を御満喫ください。
先日グリルを塗装したときに左ヘッドライトの塗膜が剥がれているのに気づきました。
この塗膜は昨年9月に一液ウレタン塗装をしたもので、初めてということもあり、出来はいまいちでした。よって補修を兼ねて再塗装しました。
昨年の塗装+磨き直後です。塗装前より綺麗になったのですが、若干曇りがある感じです。
再塗装といっても塗膜を一度剥がす必要があり、まずはサンドペーパーで研磨しました。前回は#600からでしたが今回は#320からです。残存塗膜を剥がすのは少し難儀でしたが、#320で1.5時間ほどかけて終了です。#240でもいいかもしれません(手持ちになかったです)。#320、#400、#600、#800、#1000、#1200、#2000で研磨しました。
#320終了後
#600終了後
#1000終了後
#1200終了後
#2000終了後
#1200終了後から、水膜を張ったときの反射板の輝きが明確になってきました。
念のため#2000で追加研磨し水膜張り時の透明度が高くなったので塗装に移行しました。塗料は前回と同じく、東邦産業さんの一液ウレタンEXです。シンナーは前回の残りです。
マスキングを。
前回は0.3㎜ノズルのダブルアクションのエアブラシ使用でしたが、あまりにも時間がかかるので今回は口径の大きい、入門用のエアブラシ タミヤバジャー250を使いました。模型用には霧が大きくていまいちでしまい込んでいたのを引っ張りだしました。結果、こちらのほうが大面積を塗るのにより適しており、また粘度が高い状態で吹けるので塗膜も厚くなります。とはいえ、所詮模型用なので、10㎝ほど離した状態での塗料の広がりはΦ15㎜程度、キューブのヘッドライト片側を一回塗るためには20回以上横に動かす必要がありました。塗料の希釈は1.5倍程度が今日の気温(約20℃、晴)ではちょうどよかった感じです。
塗装一回目。
塗装二回目
塗装三回目
塗装四回目
塗装五回目+希釈三倍塗料塗装後。
最後に薄く希釈して塗装していますが、これは模型業界ではよく知られた手法で、ラッカー塗料では表面の平滑度が上がります。この塗料での効果は?ですが、やってみました。少なくとも悪いことはなかったです。
完成です。
前回は、塗装+磨きでも少し曇り感がありましたが、これは新車のようなキラキラ!感が得られました。#320から丁寧に研磨したのが効果があったようです。というわけで自画自賛!この後1-2週間後にコンパウンドで研磨予定です。このままでもよさそうですが.....
総括です。
費用 東邦産業 一液ウレタンクリヤーEX(40ml) 385円(ヨドバシ・ドット・コム)
東邦産業 EX塗料共通薄め液 手持ち
耐水ペーパー各種(#320〜#2000) 手持ち
マスキングテープ、シート等 手持ち
道具 タミヤバジャー250エアブラシ 手持ち
エアブラシ用コンプレッサー 手持ち
時間 #320での研磨 約2時間
#400〜#2000研磨 約1時間
マスキング 約40分
塗装 約1時間
マスキング剥がし 約10分
合計 約5時間
本日の珍車です。
FIAT600は500よりずっと珍しいですね。以前1/43のキット作りました。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
Z12キューブ リヤブレーキグリースアップ [日産キューブ]
おはこんばんちは
10月になっても依然日中は暑いです。整備には少し暑いですが、朝方にやってなんとか対応しています。でも蚊の攻撃は辛いです。虫よけ、殺虫剤散布、電子香取フル装備で対抗しています。が、フル装備しなでのちょっと作業時にやられています。こいつら〜
以前より気になっていた、キューブのリヤブレーキのグリースアップをしました。購入後2年3か月で初整備です。前所有者の整備時期は不明です。シューの厚さは十分ですが....
用意したのは以下の工具とグリースです。
スプリングフックとドラムブレーキ用グリースです。グリースは信頼の日産純正です。この手の物は自動車メーカー指定品が高性能で間違いないです。
車両の安全確保して後輪を外します。その前にパーキングブレーキを開放しておきます。
ドラムは固着してなくて手で外せました。写真を撮って各部品の組み付け状況を確認しておきます。
当然摩耗分はありますが、可動部分にグリースの塗布形跡がないです....時間が経ったためなのか、前回の整備時に塗ってないのか不明ですが....
左右2回やって、比較的簡単だと思った方法の紹介です。
まずはシューの固定バネを外します。丸いお皿をプライヤーで挟んで押しながら裏側からピンを90°回せば外れます。バネのぴよ〜んに注意!
次にシューの下側を横に引いて、外します。下の状態です。
この状態でスプリングを上記工具で外します。少し力が要りますが、このスプリングはさほど強くないです。
次にシューの上側をピストンの溝から外します。下にずらすだけです。
この状態で下側を開いて、上側をハブから抜きます。下の状態です。
この状態でパーキングブレーキケーブルの後端を外します。
ケーブルをドラムブレーキのバックプレートから外せばバネの反力がなくなるので簡単に外れます。この写真は上の写真の反対側です。同じ側の写真がなかったのですいません。
この状態からバネを2本はずせばバラバラです。バネは強いのでちょっと力が要りますが取付状態よりずっと楽です。
ケーブルをドラムブレーキのバックプレートから外せばバネの反力がなくなるので簡単に外れます。この写真は上の写真の反対側です。同じ側の写真がなかったのですいません。
この状態からバネを2本はずせばバラバラです。バネは強いのでちょっと力が要りますが取付状態よりずっと楽です。
部品をばらして洗浄し、全ての摺動部、当たり部にグルースを塗ります。なお、自動隙間調整用のロッドはネジ部にもグリースを塗っておきました。組む時は一番短くしておくのが整備書の指定です。バックプレートの当たり部やパーキングブレーキケーブルにもグリースを塗っておきます。
組付けは逆です。上記のシューサブアッシーの状態でパーキングブレーキケーブルを引っ掛けた後、上側に納めます。あらかじめピストンの溝を縦にしておき、シューを下側からずらしてはめ込みます。あらかじめピストンのブーツもめくって油漏れがないことを確認、さらに内側にはラバーグリースを塗っておきました。作業中にブーツにブレーキグリースが付いので念のため拭取っておきました。純正品なので攻撃性は問題ないと思いますが....
シュー下側にバネを引っ掛けます。少し強いので飛ばさないように注意します。専用工具はやはり使いやすいです。安いものでよいので準備をお勧めします。
ここまでできたら、各部品が適切な場所に収まっていることを確認した後、シューの中央部のピンを戻します。ばねをお皿で押さえながらピンを通し、90°回して固定します。
その後シュー摩擦面を洗浄し、ドラムを取付タイヤを付けて終了です。
その後、ブレーキを数十回踏んで、シューのクリアランス調整をします。その作業の過程で最初はパーキングブレーキの踏み代が大きいですが、クリアランス調整が終了すると踏み代が小さくなります。この作業は、ドラムをナットで仮止めしてやった方が確認がすぐできてよさそうです。自分は一度走ってから確認しました。
クリアラス調整機構が少し伸びており、正常にさどうしているようです。
効果は正直期待していませんでしたが、なんと引き摺りが体感できるくらい低減していました。やはりグリースの効果で各部品の動きがよくなったのだと推定します。
気をよくして、前輪のキャリパーのスライドピンもグリースアップしました。
1年ちょっと前にグリースアップしていますが、グリースは残っているものの、乾きかけている部分もありました。今回は左右各二本のスライドピンと穴の洗浄、グリースアップを実施しました。この日産ラバーグリース、新品時は赤ですが、時間がたつとクリーム色になるようです。
前輪のグリースアップも終了し、引き摺りはさらに改善しました。運転が楽になって苦労の甲斐がありました。自画自賛です。
総括です。
後輪ドラムブレーキ
時間
右側作業時間 約1.5時間
左側作業時間 約45分
付帯作業、準備撤収等 約30分
合計 約 2時間45分
費用
日産純正ブレーキグリーススペシャル 575円税込み(日産カード値引き30円含む)
日産純正ラバーグリース 手持ち
ストレートスプリングフック 550円税込み(セール品)
前輪ディスクブレーキ
時間
キャリパ―スライドピン清掃グリースアップ 1.5時間(左右+準備撤収等)
費用
手持ち品のみ使用。
市内にあるオートリーゼンさんに珍しい車を見学にいきました。
Lada Niva
UAZ Hunter
UAZ 2206
からいらしい表情です。どれも新車で買えます、念のため。
Niva好きなんですが、300万は出せないな〜
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
エリーゼちゃん 後輪ブレーキグリースアップ [ロータスエリーゼ]
おはこんばんちは
ようやく日中の暑さも和らいできました。貧民にとっては絶好の整備の季節となりました。
購入からもうすぐ2年ですが、今までに実施していない、ブレーキのグリースアップを実施しました。
リヤエンジン車はリヤブレーキの負担が高いのと、後輪キャリパーは片押し式でスライドするので、今回は後輪をグリースアップしました。
キャリパーの下側のボルトを外すには、パーキングブレーキのケーブルをはずさないとボルトが回せません。そのためには、ケーブルの調整部位を緩めてケーブルの余剰長さを作る必要があります。そのためには調整部位を外す必要がありますが、そのためにはアンダーカバーの撤去が必要です。外すはよいよい付けるは怖い、のアンダーカバーを外しました。
アンダーカバー上に微妙に油が....よく見るとドレインプラグ周りに多少油が......銅ワッシャーにサンドペーパーを掛けているものの、やはり2回目の再利用はだめなのか......多少増し締めして様子を見ます。
ここからが本題です。まず、パーキングブレーキ(以下PKB)を開放し、PKBの長さ調整部(左後輪ロアーアーム前側付け根)のナットをスパナ(17㎜)で緩めてPKBケーブルにたるみができるようにします。
写真右がブレーキ側です。左のナットを緩めるとケーブルにたるみがでてきます。
その後キャリパーのPKB機構からケーブルを外します。手で余裕です。
ケーブルは下側に引くとキャリパーから分離できます。これでようやく下側のボルトが外せます。上下のボルトを緩めます。下は六角穴付きボルト6㎜です。上側は17㎜ソケットです。
次にパッドを固定しているロッドを外します。写真左側側面の穴にピン抜きを入れて、ハンマーで軽くたたくと難なく外れます。写真右側の飛び出し部分に輪形状のスプリングが入っていて、これの緊迫力でロッドを止めているようです。この後ロッドを抜きますが、スプリングを飛ばさないように注意します。向きを覚えておきます。(写真撮影がおすすめです)
キャリパーが外れました。結構重いので、ブレーキチューブに負担を掛けないように、紐でアッパーアームに吊るしておきました。写真左が上側です、
今回の作業ではMustでないですが、ピストンを少し押し込んで作業を楽にしておきます。
で、登場するのが自作工具です。
この二本のピンをピストンの穴にはめて13㎜のソケットで回します。手持ちの鉄板にΦ3㎜の穴を開けて、3㎜の真鍮線と、反対側に手持ちの13㎜のナットを半田付けして塗装してます。
大荷重が必要ないので半田付けで大丈夫です。
外した上側のブーツとスライドピンです。
キャリパーから外すには、ブーツを細いドライバー等で浮かして、ロッドを片側から押して、ブーツを外しながらロッドを反対側に押して取り外します。ブーツはロッド外側には抜けずらいのでこのように外しながらロッドを押して外すのがやり易いようです。最初ブーツがロッドから外れなくて往生しました。ロッドは表面処理がしてあるようです。一部当たりが強いと思われる場所で剥げがありましたが、大きな傷、摩耗等はなく、問題なさそうです。ブーツも破損等なく、弾力性も十分です。次回は交換かな?
ロッドと、キャリパーの穴はブレーキクリーナーで洗浄し、ウェスで拭いておきました。
ブーツはブレーキクリーナーを掛けるとよくないようで、ウェスで拭いておきました。
洗浄が終わったら日産ラバーグリースをロッド、キャリパー穴内径、ブーツ内側に薄く塗って組立ます。ブーツのキャリパー側はロッドを入れる前にはめておかないとロッドを入れたら嵌めるのに難易度が高いようです。順序として①片側のブーツをキャリパーに取り付ける。②ロッドの挿入側の溝を越えた部分に反対側のブーツを仮止めする。③ロッドに仮付けしたブーツをキャリパーの溝に取り付ける。④ロッドを挿入し、反対側のブーツの端をロッドの溝にはめる。⑤挿入側のブーツをロッドの溝の嵌める。 うまくはまったらブーツが確実に溝にはまっていることロッドがスムーズに摺動することを確認します。(下の写真はロッドがはまっていません...)
次に下側のロッドです。下の写真のスリーブ(上)は、簡単に抜けます。その後、ブーツ内に樹脂のカラーが入っているまま、ブーツを車両内側に押して、奥側から引っ張りながらはずします。ブーツは写真右側が車両内側です。こちらも破損等なし。それにしてもこの樹脂カラー、ペラペラで大丈夫かって印象なんですが、常に摺動するところでないので良しってことなんでしょう。海外の部品によくある不安を生じさせる構造.....こちらも次回は交換でしょうかね。
これも洗浄してラバーグリースを塗って再組付けします。ブーツ、カラー、スリーブの順番で組みます。キャリパーの穴も洗浄し、グリースを。
ブーツを装着。その後カラーを少しすぼめて挿入、自分で拡張しますが、重なりなく収まっていることを確認しました。最後にロッドを挿入しました。
キャリパー側のグリースアップは終了です。
パッドは交換しませんが洗浄と鳴き止めグリースを塗っておきます。
このブレンボのパッドは、両面テープでバックプレートをパッドの裏金に貼ってある感じで、テープの残骸をできるだけ落としてストレートの鳴き止めグリースを塗っておきました。
あとはパッドをキャリパーに組み込んで、キャリパーの取付ボルトを締め込んで終了ですが、ピストンを少し押し戻したのでパッドが脱落します。パッド固定用のロッドでパッドを仮止めした状態でキャリパーを固定し、PKBから接続されるレバーを2-3回動かすとピストンがでてきてパッドがディスクに固定されるので脱落しません。この状態で鳴き止めスプリングとパッド固定用ロッドを車両外側から打ち込んで固定しました。その後キャリパー固定ボルト二本をトルクレンチで締めつけて終了です。 (上側45〜50Nm、下側35〜40Nm)
反対側も同様ですが、下側のボルトとスリーブが固着していました。(>_<)
簡単に取れないので今回はそのままで。次回は新品準備したほうがよさそうです。
両側が終わったら、PKBケーブルをキャリパーに引っ掛け、最後にPKBケーブルの長さ調整です。
左側のナットを締めてケーブルのたるみを取ります。整備書ではキャリパーのアウターチューブ固定部とケーブルの取付部の距離を76㎜に調整しろということです。
この写真は77mmですが、実際76㎜に調整しました。
果ですが、この手の整備は効果が実感できない、という落ちになるかと思ったら、以下の効果がありました。
① ブレーキの引きずりが低下
車がよく転がるようになりました。惰行時の減速が少ない、同じギヤでも低い回転から使える等、明確に効果が感じられます。しかしいままでと同じ緩勾配でも動くのでこの点は要注意です。
② PKBの効きよくなった
少ない引き代で聞くようになりました。安全性と操作性向上です。
①についてはキャリパーの動きが改善、②はケーブルの伸び分が調整されたということではないでしょうか?不思議なものでこれだけのわずかな変化で車の運転が楽になりました。
総括です。
使用工具および費用 すべて手持ち
日産ラバーグリース
ストレート 鳴き止めグリース
5㎜六角穴用レンチ
15㎜ソケットレンチ
17㎜スパナ(ケーブルナット用)
ピン抜き
時間
アンダーカバー脱着 1時間
キャリパーグリースアップ(右)約2時間
キャリパーグリースアップ(左) 約1時間(習熟効果あり)
PKB 引き代調整等 約15分
合計 約4時間15分
作業時走行距離 22868㎞
作業自体の難易度は低いですが、手間はかかるのでお勧めかどうかは?です。根性のある方はぜひどうぞ。
ブレーキの調子見かねて山のほうにドライブを....下呂から中津川へ...
この景色といえば....
恵那醸造さんに鯨波を調達に。お友達の分まで。
昔の物です。歴史を感じさせます。
恵那山を見ながら帰途へ。
途中の休息で。
念願のミニストップ ベルギーチョコソフト。おいしい。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。