【操作性改善】ロータスエリーゼ MTオイル交換 [ロータスエリーゼ]
おはこんばんちは
ガレージのない我々貧民にとって車整備に適切な季節になりました。そのためにオラのラッシュ的に車整備をしております。今回はエリーゼちゃんのMTオイル交換です。キューちゃんばかりかまっていたので久しぶりです。
現状のMTオイルは、買ったときにお店が納車整備の一環でいれてくれたワコーズのMTオイルです。どの商品か確認していませんが、現実的に、ギヤの入りが正直すごく悪いです。寒い季節の冷気時に悪いのは当然として、暖気後でもあまりよくないです。特に、停車時にNから1速へ入れるときのシンクロリングの押分けに要する力が非常の大きいです。つまり、ギヤが入らない。二速へのシフトアップ時も同期力がすげー大きい、つまり重い。さらに二段入りも悪い。
つまり、納車以来ずっと不満だったわけです。第一、納車時にワコーズオイルと聞いた瞬間にトヨタ純正油でないんですか!っと叫んでしまったくらいです。苦情はないですと言われたので引き取ったのですが、走行距離が増えるにつれ多少はよくなったものの、絶対的にはよくないです。一度お店にえらく悪いんですがと苦情を言ったんですがこんなもんですねとのつれないお答え。
今回のMTオイルは日産純正のMTオイルです。GL4の75W-90です。以前乗ってたR32GT-RとS15シルビアでよかった印象があるので、使ってみました。
まずはMTオイルを抜きます。その前にアンダーカバーを外します。後輪を自作スロープに乗せて作業します。
パンダジャッキでアンダーカバーを支えて、ボルトを外します。前回のエンジンオイル交換でやったので楽勝です。今回は、インパクトドライバーに90度方向展開のアタッチメントを使ったので楽勝でした。(最初の緩めは手動で、その後のボルト外しに使いました。)
アンダーカバーが外れました。
NACAダクト後方に空気が流れた跡があります。結構エンジンルーム内に吸ってるんですね。
この後フィラープラグを中古工具屋で買ったブランド品KTCのコンビネーションレンチ(24㎜サイズ)で外します。
次はドレインプラグです。10㎜の六角レンチです。
抜いたオイルです。6000㎞ほどなので結構きれいです。正直交換は勿体ないレべルです。
外したドレインとフィラーボルトです。ボルトサイズはM18、ワッシャーはアルミ合金です。左側がドレイン右側はフィラーです。手前が新品のワッシャーです。
ドレインボルト部にマグネット付きのドレインボルトが使えないかと思いましたが、ファイナルギヤが結構せまっているので難しそうです。
ついでにエンジン回りをチェックしました。問題なし。
ドレインを締めた後、オイルを入れます。
手持ちのチューブが30㎝ほどしかなかったので延長部としてペットボトルを加工しました。
この上に漏斗を載せてオイルを入れました。
フィラーからオーバーフローしたらプラグを締めます。
あとはアンダーカバーを付けて終了です。
簡単なように書きましたが、ドレインプラグ、フィラーに到達するために、相当な手間がかかりました。手順と時間をまとめておきます。
1. 後輪をスロープに乗せて、アンダーカバーを外す。45分
2.フィラーを外す。ドレインを外して油を抜く。45分
3.ドレインを締める。15分
4.車をスロープから卸し、左側をジャッキアップし、左後輪をはずし、給油用チューブをフィラーに入る(スロープ上でフィラー穴にチューブが入れられなかったため) 30分
5.MTオイルを約1L入れる。15分
6.車をおろし、フィラーから給油する。15分
7.スロープに乗せる。フィラーを締める。15分
8.アンダーカバーを洗浄し、アンダーカバーを車に取り付ける。30分
9.試運転および最終確認
合計約4.5時間です。見積もり3時間は甘かったです.....
一番の課題はフィラーへのアクセスで、地面への車両接地時はアクセス不可だったので上記のようにスロープへの乗せ下ろしが何回も発生しています。スロープが二個しかないのが原因です。これから実施される方は四輪をスロープに乗せる、馬四点で持ち上げる等、車両を水平に持ち上げた状態で作業されることをお勧めします。
試運転の結果です。
1.Nからの1速へのシフト 時々発生した、ギヤのブロックが起こらなくなりました。ストレスが低下です。
2.1速から2速へのシフト 2段入りは少し残っているものの、大幅に減少し、操作が楽になりました。
3.その他ポジションへのシフト 全体的に操作力が軽くなり、ゴリゴリ感も大幅に減少しました。
総合的にほぼ満足できる性能となりました。通常のスポーツ走行の範囲まではよい性能であると結論できると思います。ワコーズ信者の方には申し訳ないですが、個人の感想としてはこのようになりました。ワコーズオイルは臭いがファイナルドライブオイル的で、推定するに、極圧性を高める添加剤が多いのかもしれません。操作性よりもギヤの極圧性をより重視しており、チューニングした高出力エンジンで高負荷の運転をする場合はよいのかもしれません。(日産オイルが極圧性が低いといっているのではありません。)
費用です。
日産ギヤオイル 3L 約3000円
六角レンチ 10㎜ 3/8 約300円(ストレート)
KTCコンビネーションレンチ24㎜(約300円、中古)
その他手持ち工具、材料
最後までよんでいただきましてありがとうございます。