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【検討】エリーゼちゃん昼間走行灯復帰検討 その2 [ロータスエリーゼ]

おはこんばんちは


エリーゼちゃんの昼間走行灯復帰検討の二回目です。今回は法規の適合性のおさらいです。

結論としては、問題なさそうだということですが、その根拠の確認結果の紹介です。


昼間走行灯という言葉は、運輸省の保安基準の中で正式に使われている言葉です。

車検で保安基準不適合等言われますが、保安基準とは、以下の定義のようです。

1.公道を走行する車両の適合性を定義した法律が「道路運送車両法」

(この法律の目的)
第一条 この法律は、道路運送車両に関し、所有権についての公証等を行い、並びに安全性の確保及び公害の防止その他の環境の保全並びに整備についての技術の向上を図り、併せて自動車の整備事業の健全な発達に資することにより、公共の福祉を増進することを目的とする。

2.車両の寸法、装置、重量等々が第三章 道路運送車両の保安基準 に規定されています。

(自動車の構造)
第四十条 自動車は、その構造が、次に掲げる事項について、国土交通省令で定める保安上又は公害防止その他の環境保全上の技術基準に適合するものでなければ、運行の用に供してはならない。

第四十一条:自動車の装置、第四十二条:乗車定員または積載量、以下いろいろ続きます。


3.この保安基準の詳細は国土交通省令で定められています。


 この中の第34条の3に昼間走行灯の規則が定められています。細目告示第二節124-2に灯火の位置、色等が記述されています。簡単にまとめると、取付位置、方向、色、明るさ、大きさ、エンジンと連動することが必要要件のようです。取付寸法等の詳細は細目告示添付の中で見れます。車幅灯との兼用も問題ないようです。


素人が測れる範囲精度で取付寸法を測ってみましたが、幅や高さは問題なさそうです。後はライトの明るさですが、これは本国仕様と同じだと仮定すると、本国の規制がどうかをみればよいです。協定規則148号原文より

Luminous intensities for daytime running lamps

Minimum luminous intensity in H-V (values in cd) 400

Maximum luminous intensity in any direction (values in cd) Daytime running lamps 1200


保安基準では1440cdですから、本国仕様が協定規則に準じて設定されていれば、照度は問題ないと推定されます。


先輩諸氏のブログを見ると、この改造は違法だと書いている人もいますが、それらは2016年に昼間走行灯の保安基準ができる前もしくは直後位の記事のようで、現状では問題ないと推定されます。最後は運輸局でどういわれるかではありますが.....

余談ですが、違法は道交法違反ではなく、保安基準不適合、すなわち道路運送車両法違反が正しいと思われます。

後は実際の作業に挑戦するのみです。乞う御期待。


樽水本宮神社 (2).jpg

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。


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